2018/09/25 01:40

 

はじめまして。
鹿児島でご注文を受けてからのコーヒー豆焙煎を承っています。
SEPPEくつろぎ舎珈琲ロースターです。

コーヒーがお好きな方がよく「いい香り」という表現をされるのを耳にします。
コーヒーの魅力のひとつである香りというファクターはとても重要ですね。
仕事の合間や暮らしの中でコーヒーの香りでリラックスしたり、日々のストレスからの解放感を感じる方も多いのではないでしょうか。

そのいい香りもいろいろでコーヒーの香りを表現するのに、おおまかに3つの言葉で表せるといいます。

豆を挽いたときや粉から漂う香りの『フレグランス』
コーヒーを淹れるときに、そのコーヒー液から漂う香りの『アロマ』
カップのコーヒーを口に含んだときの香りの『フレーバー』

コーヒー好きにとって、それぞれの香りはどれもたまらなく好ましいものでしょう。
でも皆がコーヒー好きというわけではありません。
コーヒーが嫌いな方からよく「酸味が嫌だと」か、「苦いのはどうもね」という言葉を聞くことがあります。
それは嗜好品ですから致し方ないことだと思いますが、コーヒーが嫌いな方が飲まれたコーヒーが悪いコーヒーだとしたら残念です。

コーヒーは焙煎してから酸化し、劣化していきます。
それは野菜や肉、魚などの生鮮食料品とおなじだといえるでしょう。
一週間もすると冷蔵庫で保管していたとしても葉物野菜などは弱っていくでしょう。
悪いコーヒーと表現しましたが、そんな焙煎してから時間が経過し劣化したコーヒーを飲まれたら嫌いになっても当然でしょう。

ですからSEPPEくつろぎ舎珈琲ロースターは、ご注文を受けてからの焙煎で新鮮なコーヒーのお届けにこだわっています。
嗜好品であるコーヒーだからこそ、焙煎の度合いもお客様のお好みにあわせてお届けするようなシステムにしました。
そして普段使いのコーヒーとして購入しやすい価格でご提供できるようにように、一般の定期市場に流通するコーヒー豆(コモディティーコーヒー)を使用しています。

焙煎の作業前のコーヒー豆の粒をそろえ、こんな欠点のある豆を取り除くハンドピックも丹念に作業するように心がけ、より良いコーヒーになるよう努力しています。

虫食いやカビのある豆、未成熟の豆などがあると全てが台無しになってしまいますから、これは大切な作業です。

 

コーヒーは産地が変われば特徴もそれぞれで違います。
そのコーヒー豆の特徴や個性を考えると、焙煎度合いをある程度限定することもあることはご了承ください。

コーヒー豆の産地の違いで最初にお話しした香りもずいぶん違ってきます。
それはハイロースト(中浅煎り)程度の焙煎度合いでわかりやすいように感じます。

そしてコーヒーの香りとリラックス効果についての興味深い研究結果があるのでご紹介します。
杏林大学医学部精神神経科の古賀良彦教授によると産地の違うコーヒー豆でリラックス効果が違うということなのです。
ブラジル、グァテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイコナの6種類のコーヒー豆で比べたときの結果です。

この中でリラックス効果が大きかったのはグァテマラやブルーマウンテンで、それに対してマンデリンやハワイコナは効果が小さいということです。
そして焙煎度合いも浅煎り、中煎り、深煎りで比べた結果では深煎りがリラックス効果が大きいようです。

グァテマラの等級は産地の標高が高いほど上級とされ、弊店は最上級のSHB(ストリクトリー・ハードビーン)を使用しています。

 

そんなことを言うとマンデリンやハワイコナはダメなように思われるかもしれませんが、逆に集中力を上げる効果は高いということです。

人もそれぞれ個性が違うように産地の違いでコーヒー豆もずいぶんと違うものです。
焙煎の度合いで同じ種類のコーヒー豆でもがらりと表情をかえるのもコーヒーの魅力の一つです。
いろいろな産地のコーヒー豆や焙煎度合いを試してみるのも楽しいものです。

煎りたて、挽きたて、淹れたての香り豊かなコーヒーでリラックスしたひと時を楽しんでいただけるよう、SEPPEくつろぎ舎珈琲ロースターはお手伝いいたします。